人がインターネットを使う目的とは、一体、何でしょうか?
- メールやFacebookによるコミュニケーション
- オンライン・ショッピング(通販)
- オンライン・ゲーム
- Yahoo!などでニュースを見る
- Youtubeなどで動画を視聴する
- 芸能人のブログをチェックする
- 仕事上の課題や個人的な悩みについての調べ物
- SNSでの交流・発信
などなど、インターネットの用途は人によって様々ありますね。
実のところメールやショッピング以外では何かしらの「情報」を求めているということが分かります。
(Youtubeやオンライン・ゲームも情報の一種と言えます)
そして、これらインターネットで「消費」される情報は一般的に「コンテンツ」と呼ばれています。
つまり、人はコンテンツを求めてインターネットを使うわけです。
ですので、インターネットでお客様をたくさん集めて、何かを販売したいというときに「集客の核」になってくるのはコンテンツなのです。
なぜなら、自社の商品がどれだけ高品質でも、商品の機能をアピールしているだけではコンテンツにはならないからです。
例えば、カメラを売りたいとします。
ここで、カメラの画素数や記憶容量などの機能をアピールするだけでは、カメラを買おうと思っている人にしかカメラを売ることはできません。
ところが、料理の写真をキレイに取ってFacebookにアップする方法といった、具体的なノウハウ情報であれば、Facebookに料理の写真を載せたい女性にリーチすることが可能です。
併せて、そのノウハウの中に売りたいカメラの機能を盛り込んでおけば、料理の写真を載せたい人にカメラの需要を喚起することもできるわけです。
他にもこれから旅行に行く人や海外に留学するといった人向けに、上手な風景写真の撮り方を教えてもいいでしょう。
しかし、この「コンテンツ」。
ネットで商品を売るのに必要なのは分かりますが、具体的にどうやって作ればいいのでしょうか?
実際、多くの販売者はコンテンツの作り方が分からずに挫折してしまうのです。
そこで、参考になるのがこの書籍『オンライン・コンテンツの作り方』です。
この書籍には、コンテンツ作りの具体的な方法がきっちりと書かれていて、実際に作るときに非常に参考になります。
もしコンテンツ作りで、どうしていいか分からないという方は、是非、一読されるといいかもしれません。
中身を読まなくてもわかる本の要約
インターネット、もっと具体的に言えばウェブベースのツールやテクノロジーが登場したおかげで、今ではブログや動画、ウェビナー(オンラインセミナー)、ウェブサイトなどのオンライン・コンテンツで顧客を引きつけることができる。
もう、しつこく彼らを追いかける必要はない。
それどころか、優れたコンテンツを作りさえすれば、顧客同士がウェブ上のさまざまな場所でそれを共有し、広めてくれさえするのだ。
(中略)
この本ではコンテンツの制作プロセスをわかりやすく説明し、見込み客を引き寄せるような際立ったブログやポッドキャスト、ウェビナー、Eブック、その他のウェブコンテンツを作る秘訣を紹介する。
興味をかき立てる魅力的なストーリー、動画、ブログを作る基本を教え、実際にコンテンツができあがったときには、どうしたらそれをネット上で広く共有してもらい、ファンを開拓し、あなたの会社の製品やサービスに夢中になってもらい、ビジネスを活気づかせるかについても伝授する。
言い換えれば、この本はあなたに成功のための準備をさせる。
この本1冊で、人々が興味を持つコンテンツ、あなたのビジネスを牽引してくれるコンテンツを開発するためのノウハウをカバーできる。
そのノウハウを習得した企業は、すでに優れたコンテンツを提供し、信頼を築き、安定した顧客基盤を確実に広げている。
あなた自身の努力にインスピレーションを与え、知恵を授けるために、この本では成功企業がどのようにそれを成し遂げたかを紹介していこうと思う。
目次
FOREWORD マーケティングのためのコンテンツ
Part1 コンテンツ・ルール
CHAPTER1 マーケティングの中心テンツで優位に立つ
CHAPTER2 11のルール
CHAPTER3 「なぜ」から「誰」へ
CHAPTER4 あなたは何者か?
CHAPTER5 再発想する──コンテンツの食物連鎖
CHAPTER6 共有か解決か──売り込みはするな
CHAPTER7 キャンプファイアー──火を絶やさない
CHAPTER8 コンテンツの翼と根っこ
CHAPTER9 ファンを育てる
CHAPTER10 B2B企業のためのルール
Part2 コンテンツづくりの実際
CHAPTER11 ハブとしてのブログ
CHAPTER12 使えるウェビナー戦略
CHAPTER13 Eブックとホワイトペーパー
CHAPTER14 ケーススタディー─顧客のサクセスストーリー
CHAPTER15 FAQページの見直し
CHAPTER16 動画──ストーリーを見せるには
CHAPTER17 ポッドキャスト──音声の共有にメリットあり
CHAPTER18 写真──絵の持つ力
Part3 サクセスストーリー
CHAPTER19 学校を開設する──レイノルズ・ゴルフ・アカデミー
CHAPTER20 エキスパートに位置づける──クール・ビーンズ・グループ
CHAPTER21 新兵を募集する──米国陸軍
CHAPTER22 女性に車を売る──アスクパティ・ドットコム
CHAPTER23 B2B商品の販売──キュヴィディアン
CHAPTER24 B2B企業の手本──ハブスポット
CHAPTER25 ソーシャルメディアの活用──コダック
CHAPTER26 ブランド・ジャーナリズム──ボーイング
CHAPTER27 顧客を呼ぶブログ戦略──インディウム
CHAPTER28 社会運動に巻き込む──ピンク・スティンクス
CHAPTER29 別れの言葉よりも大事なこと
著者紹介
アン・ハンドリー
「マーケティングプロフス」(MarketingProfs)のCCO(最高コンテンツ責任者)。
マーケティングプロフスは、マーケティングに関するあらゆる問題の信頼できる情報源として、すぐに行動に移せるノウハウを提供している。
サイトの購読者数は44万2000人。
ハンドリーは、優れたコンテンツ製作についてのソートリーダーとして、オンラインビジネス、マーケティング、時には人生についてのブログを執筆している。
annhandley.com でさらに詳しい情報が得られる。
C・C・チャップマン
メディア・クリエイター、起業家、基調講演者、オンライン・マーケティング・コンサルタント。
父親による父親のための情報サイト「デジタルタッズ」(DigitalDads.com)の創設者で、動画サイト「パッションヒットTV」(PassionHit.tv)のホスト役も務める。
cc-chapman.com で、さらに詳しい情報が得られる。
『お客が集まるオンライン・コンテンツの作り方』についてはコチラ