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「自社利益が上がっているから、他社と組まなくても良い。」、または、「自社利益を挙げるのが大変で考えている余裕がない。」と言う人がいる。
確かにそうだ。もっともだ。
だが、これはビジネスマッチングの効果を舐めていないか?
まず、このご時世、いつまでも今の枠のままで大丈夫なのか。
まさか、「ウチは10年後も今のままで大丈夫。」なんて言う起業家は皆無だろう。
売上を上げ続けるには、今まで以上にボーダレスな動きが求められる。現在、保有しない経営資源を、自社の力だけで補完していけるか、となると、有効な他社と手を組む取り組みは、今まで以上に必要になる。
信頼できる起業家同士、互いに補完しあい、アライアンスプロジェクトを通じ高めあっていくアクションは、とても価値がある。
自社は何よりも大事だからこそ、更なる拡充・拡張をはかるため、思考をブレークスルーさせようではないか。
売上だけではない。
売上の前に起業家としての資質を伸ばす取り組みも重要だ。
売上は、その後についてくる。
ファッションではない品性や感性を育てる心構えが大切だ。
経営ソースだけではなく、自社内や同業、取引先には言えない悩み・苦しみも相談できる相手がいると、心強いではないか。
これは人生の宝である。決して、一朝一夕に創れるものではない。
引退してからも付き合える人間関係を目指したい。
単に仲の良い呑み仲間というだけでは、なかなかそこまでいかないのではなかろうか。
私は、本当に相談しあえる仲間とは、何かしらビジネスを通じて分かりあうことからできる、と思う。
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