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「1年、2年でビジネスはダメになる時代だ。」
「だから、常に次のことを考え、複数の取り組みをせねばならない。」
どこかで聞いたことがあるような言葉です。
きっと、あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか?
これは一見、間違っていないようですし、正しくもないでしょう。
まぁ、ビジネスは様々な姿があるので、一言で言いきれるものではありませんね。
確かに、もはや、1年前は一昔前とも言いますし、間違ってはいません。
一昔前の旧態依然とした施策だけでは生き残りも危うくなるのは、目に見えています。
過去にうまくいったからといって、それが今後も通用するとは限らないですし、
時代の流れが、益々、早くなる昨今、通用しなくなることのほうが多いかもしれません。
このことは真摯に捉えるべきです。 恐怖感は何かの信号でもあるのです。
恐怖感に呑まれるのは、そりゃ、良くありませんが、何かしらの恐怖感を道しるべを見出す、
それが漠然とした恐怖感であろうと、具体的に差し迫った恐怖感であろうと、バロメーターになるものです。
弊社も、常にそう考え、先への施策を用意したり試行したりしております。
だからといって、それは決して深耕化から目をそむけて良い、ということにはなりません。
逆に言えば、「1年しかもたないビジネス展開をした人」かもしれないわけで、
その正当化(言い訳)を真に受ける必要もないかもしれないのです。
よほどの才覚や洞察があり、企画力と実現力がある方で、
それこそ、新規に取り組むビジネス案件、それが次々と出ていても、
例えば、その成功確率が3割バッターなら、素晴らしいと思います。
ですが、もし、どれも半端で、常にビジネス渡り鳥のようになってしまっていたとしたら、
もし、会うたびに違う商品を勧めてくるなんて、まるで、ため息の出るような愚をされたら、
その、どれもが中途半端なら・・・信用されますでしょうか。
男女関係でいえば、浮気性の相手を信用できるのか、ということです。
というよりも、振られたからといって、「オンナは星の数」とか極論で、次々とナンパ?する?
あまり過度だと、仮に、それが夜の飲食店ででも敬遠されるでしょうね。(カモにされるのがオチ?)
『一流たちの修業時代』の中では、一流と呼ばれる様々な方々のメッセージも掲載されております。
ビジネスコンサルタントの大久保政彦氏は、
「私は思いました。一時期にたくさんの車を売るよりも、ずっと売れるセールスマンでいたい、と。
そして、それが本来のセールスマンの姿ではないか、と。」 とも言っておられます。
心の落とし穴に知らず知らず流されないように・・・。
「落とし穴は、目に見えないから落とし穴」たりえるのですから。
目に見えて分かるものなら、落とし穴とは言いません(笑)
見えないから、落とし穴、なのです。
でも、細心の注意を、そろ~と払うと、かすかに見えてくることがあります。
広告一つとっても、レスポンスを上げるまでには、様々な試行錯誤があります。
原則は普遍的なものなので、大きくは変わりませんが、 細かいテクニックは、常に変わっていきます。
それはインターネット広告はもちろん、アナログ広告においても、です。
何をどう学ぶか、そして、何を変えて、何を変えるべきでないか・・・。
思考停止せずに習慣的に考え続けることが肝要です。
起業家であるか限り、全ては「自分発」といえます。
言葉にしきれなくても、感性の声から目を背けないこと、
ここに新たな独自性の糸口があるかもしれないのです。
だからといって、それは見たくないものを「見ざる」、耳に痛い聞きたくないことを「聞かざる」、
自分にとって都合のよい物事だけに目を向ける、という即物的なことでもないと思います。
・・・ ブログ投稿にて、生意気申し上げました。(拝)
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