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「極意」 ・・・ 「意を極める」と書きますね。
いやはや・・・、凄い言葉ですね。
新年早々ですし、おこがましくも、売れる広告の極意について、したためさせていただきます<(_ _)>
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まず、日常の些細なところから触れていきます。
例えば、あなたはメールの冒頭に枕詞を入れる習慣、おありでしょうか?
ここで言う枕詞とは、カンタンな挨拶文のことです。
いつもお世話になります、とか、お疲れ様です、とか・・・。
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「な~んだ。」と思うかもしれません。
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はい。な~んだ、です(笑) ご大層そうなタイトルの割には。
お客様に対しては、必ず、丁寧に何かしら入れているでしょう。
「いつも誠に有難うございます。」等々。
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では、こちらがお客様である取引先に対しては、いかがでしょう?
入れている人・省略する人、様々でしょう。
省略する人は、「こちらが金銭を支払っているのだから、気を使う必要ない。」、
「そんな数秒の時間でももったいない。」、「俺が上の立場だ。」、「年上だ。」、
「俺はスーパービジネスマンだから、効率重視!」等々、思っているかもしれません。
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取引先ではないにしろ、飲食店などで、
女性のいる夜のお店でなら、「俺は即効、口説きまくりや。武勇伝も話しまくるし。」
「店の娘も、マジで、”わぁ~。超すごすぎ~。今まで、そんな人いなかった”言うてくれたし。」
という人 ・・・ 本心では確実に女性に嫌われそうですよね。
書くと、笑っちゃいそうですけど、本当にこういう人、残念ながら、巷では結構いるようです。
しまいには、「どこのお店に言っても、メルアドとか携帯番号、聞かれるんだよね。」なんて、
アホなこと、ほんまに自慢に思ったりして(笑) これは、びっくりです。
実際に、お店の娘に聴いていたら、ほんまにいるそうです。
その娘、いわく ~ 「そりゃ聞きますよ(笑) 商売だし。こっちは仕事用の別・携帯あるんだし。」
「私はしないけど、そういう人はおだてられて、カモにされやすいよねぇ・・・。」
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他、コンビニのレジでお金を投げるように渡すビジネスマンとか(+o+)
そういう人でも、場面が違えば、えらい丁寧に名刺交換してくるし・・・。
「何なんだ。君は相手の立場で態度変えるんかい!」と・・・思っても言いませんけど(笑)
少なくとも、「この人のお客にはなりたくない。」と、内心で思いますよね。
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また、沢山の人に会い続けていると、プライベートな場面を見ていなくても、
なんとなく、そう感じ取れるような気がしてくるし、一緒に呑みに行くと案の定だったりして、少し悲しくなる。
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売れる営業マンは、自分がお金を払う時でも、常に「有難う」といえる人間です。
部下を伸ばせる上司は、部下をほめるのが習慣化されている人が多いようです。
常に、意識せずとも習慣としてです。常に、誰に対しても誠意を忘れない人です。
かつ、誠意を伝える、それが感謝(感じたことを射るように言う、と書きますね。)と分かっている人です。
弊社の経験でも取引先に対し、そうしたほうが何かとスムーズになりやすくなりましたし、
時に、予想していない優遇サービスをしてくれたこともあります。
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それでは、普段の取引先とのやり取りでは、実務的なやり取りに、
イチイチ、「有難うございます。」は、大げさですし変な場合も多いかもしれません。
ですので、一言のさりげない挨拶文、です。
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これも「売れる広告のための考え方」の一環ですよ。
なぜだと思いますか??
一見、全く関係ないように見えますよね。
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誰に対しても誠意を言葉として表わす習慣がなければ、良い文章も書けるわけがありません。
見込み客の前でだけ、いい顔しても、必ず、どこかで伝わります。
小手先のテクニック、即物的なマインド、これでは売れ続けません。
売れたとしても、瞬間最大風速だったり、砂上の楼閣だったり・・・。
買ったり契約するのに、そう悩まない金額や、ないと絶対に困ると分かり切っているもの、
そういうものであれば、ここまで考えずとも売れるでしょう。
(考えれば、相乗効果でもっと売れるようになります。)
しかし、そうではないもので、高額商材やサービスであれば、
尚のこと、相手は慎重になって考えますし、提供側のことを、よく見ようと目を凝らします。
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そういったときに、どこかであなたが思う以上に、
相手のほうがよく見えている状態になりえます。
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売れる広告なんてものは、テクニックやノウハウだけの話ではありません。
これは、DRMでのかつての大御所が、DVDでも何度も述べていることです。
(ちなみに、かつて50万円ほどで売られていた教材でした。)
弊社の経験上でも、そう実感します。
人柄は言葉でなくても、行間にも滲み出ます。
ですので、突き詰めて、行間にこだわります。
いわゆる「言霊」でしょうか、その度合い、目には見えませんが、それも重要です。
それらはデジタルなWEBサイトであろうと、メールであろうと、伝わると思います。
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どんなにテクニックやノウハウを凝らそうと、それ以上に滲み出るもの・・・、
時代が変わろうと、これが一番、根強いのです。
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あなたがどう思おうと、泣こうと叫ぼうと。
このレベルを磨ければ磨けるほど、テクニックにも相乗効果が出て、
上りのエスカレータ状態も夢ではなくなりますし、
低ければ、反比例しやすく、下りのエスカレータ状態になりかねません。
登っても登っても、息を切らして登っても・・・下がっていく・・・苦しすぎますよね・・・。
そのうち、底辺に辿りいて、「てぇへんだ~!」なんて叫んでいたりして(←笑うとこです(*^_^*))
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巷にはテクニックやノウハウが溢れており、随分と入手しやすくなりました。
しかし、使い手によっては、悲しいかな、
どんなにテクニックやノウハウを駆使しようと、豚に真珠、ネコに小判かもしれません。
手練手管の自己満足で終わっているのですね。
営業マンでいえば、話術だけで成約が取れ続けるという、浅はかな思い込み。
そりゃ、多少は取れるでしょうが、どこまで通用するやら。
理屈で勝って、商売で負ける、では、自己満足に他なりません。
しまいには「社会の奴らが、バカなんだ。」なんて思っていたりして(悲)
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低予算でも実績のでる販促ツール制作事例には、大半が、
ここまでの感覚、深いゾーンに、クライアントさんと共同で入れています。
ここまでは入れない場合は、弊社がクライアントさんからの原材料、原文を、
どこまで加工しようと、なかなか反応率が上がらない場合もあります。
ここまでは入れた場合は、仮に広告文が下手でも、なぜか売れてしまいます。
この投稿記事は、この事実を根拠に書いています。
冒頭で述べた挨拶文がどうのなどというのは、そのちょっとした意識付けの、
単なる1つの形でしかありません。
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そこまでせずとも上がるのは、商品自体の切り口が卓越していて、
売り出し方の切り口も、うまく差別化出来ていて、それが分かりやすい場合です。
これらが全て揃えられると、なかなかラクです。
DRMのプロでなくても、仮に、広告内容が下手でも売れてしまいます。
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更に、そのうえで習慣として誠意などが磨き続けられ、
実証済みのノウハウやテクニックをかみ合わせられると、まさに鬼に金棒となるのです。
逆に、なかなか伝わりにくい商品やサービスであれば、
より自らの習慣を見直し、底上げを意識して実践し、かつ、
テクニックやノウハウのエッセンスだけでも、自らに浸透させねばなりません。
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世間は即物的なように見えるかもしれません。そうかもしれません。
ですが、商品・サービスが飽和状態と言えるほど溢れかえり、
今更、インフラ整備というまでもない位、インターネットが当たり前となり、
商品・サービスの比較検討が、誰でも容易に出来る中、
あなたの商品・サービスが、どんなに独自性があろうと独占権のある専売特許でもない限り、
類似の競合他社に、あなたにとって知らず知らずのうちに流れていくのです。
流れないように、こちらを惹かせ続けるためには、あなたまで即物的になっていては、
せっかくの素晴らしい商品・サービス、その良さも伝えきれなくなってしまいます。
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★今日の極意 : 数秒でもよいから誠意を伝える習慣が、あなたを助ける。
「今日の・・・」と書いても、明日以降も頻繁に「極意」などと、
おこがましいことを頻繁に書ける勇気はありませんけど<(_ _)>
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文末まで、お読みいただき有難うございました。
インスピレーションを与えていただける社会に感謝いたします。
乱筆乱文、何卒、ご容赦ください(*^_^*)
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