差し迫った必要性と、抑えきれない欲求

 

■ 必要性があれば、それだけで売れるのか??

 

 あなた様は、「ニーズ(必要性)があるからこの商材は売れるよ! 成功するよ!」という話を聞くことはないでしょうか?

 

 実は、「ニーズがあるからといった理由だけで、その商材を扱った場合、まず失敗する」と言われます。

 

 恐縮ながら、人間は必要性だけで商品やサービスを買っていません。
 抑え切れない欲求があってこそ、初めて行動を起こす。

 

 必要性は理性的な面であり、頭で考えた非常に理屈っぽいものではないでしょうか。

 事業として考えているあなたの視点ほど、こと細かく綿密に考えて、購入を起こすユーザーは稀ではないでしょうか?
  
 これだけで、皆が、モノやサービスを買っているとすれば、例えば・・・

  
 「このバッグは夏の旅行に必ず必要だ」的な内容の広告で、少しいいものであれば、何でも売れてしまう。

 また、サービスについても、この「介護サービスは、今後の老後には不可欠」と言われれば、それだけで思わず買ってしまうことになる。

 このような事もないとは言えないでしょう。

 ですが、厳しい経済環境の中で、この程度の誘導で、顧客が行動を起こすと考えるほうが、やはり不思議ではないでしょうか? 
 

 このような、差し迫った必要性ともう一つ、抑え切れない欲求が重なって、はじめて顧客は行動を開始するわけです。

 どちらかが一方でも抜けていては、意味が無いわけです。  


 納得して買うのではなく、実は誘導されて「納得したような気」になって買っているのです。

 

 ※誘導とは、決して騙したり誇大表現をするということではありません。

  この手法を悪用しないでください。

  悪用しないという方のみ活用してください。

  良い意味での誘導ステップを仕組みとして創り上げると強いのです。

 

 納得するのは、購入を起こした後の21日間で、納得するような行動・・・他の類似商品と比べてみたり、友人に話してみたり・・・を起こしているのです。

 

 これは商材にもあてはまり、モノであっても、サービスであっても契約であっても、また、取り組むビジネスであっても同様です。

 
 そのビジネスが扱う商材に、差し迫った必要性があり、抑え切れない欲求がある商材であれば、それは成功の可能性の高いものになるのではないでしょうか?
 

 同時に成長のタイミングを逃さず、迅速に行動することが、売り上げを引き上げる基本中の基本で原理・原則といわれています。


 スピードと顧客の差し迫った必要性があり、抑え切れない欲求と、優良商材(またはサービス)。

 これらが、無理・ムラ・無駄なく混在となり、初めて大きなシステムが動き出し、自分でも想像さえ出来ない結果を生み出す・・・。

 

 デフレ傾向が強まる中、消費者の購買意欲はガタ落ちです。

  広告を活用するにしても巨額の投資より、まずは固定費内でおさまる形での取り組みが、現在は無難であるでしょう。

 差し迫った必要性があり、抑え切れない欲求の引き出せるアプローチで、現状打破の切り口を作り上げてください。

 

 

 何故これまで「あれもこれも」成功してこなかったのか?

 

 同じことをやっているようでも、そして、同じだけの予算を投資しても、勝ち組と負け組みに分かれる。

 

 いわゆる「負け組み」になってしまっている方がはまっている要因・・・

 それは、何を行うべきか、その本質が明確にわからないまま、 実は一番、ムダの多い戦略・戦術で、顧客を味方につける成功手法とは、程遠い方向へ暴走していたからです。

 

 うまく行っている手法を、なんとなく、真似しているだけでは、決して同じだけの結果は引き出せません。

  目先だけ理解しているだけではありませんか?
 

 世の中には100%確実というわけではありませんが、顧客心理の普遍性に基づいた、とても確率の高い「成功の原理・原則」と、その逆の「失敗の原理・原則」が存在しています。


 それは、かなり広く知れているものから、あまり知られていないものまで多種多様です。  


 そして、「本当の成功の原理・原則」を見つけて実践するのは難しいのですが、「失敗の原理・原則」は、いともカンタンに手に入るのです。

 失敗するのは、「成功の原理・原則」に真剣にならず、多くの「失敗の原理・原則」を自然と身につけていきやすいからです。

 だから、よくある典型的な失敗にはまってしまう。

 成功するための条件は、商材の優位性はもちろん、実践的な「成功の原理・原則」を知り、正しいステップを踏むことにあります。

 必須なのは、「判断力・決断力・行動力」です。


 実践的な「成功の原理・原則」は机上で、カンタンに身につくほど底の浅いものじゃありません。

 徹底して学び続けて、何度も実践テストして脳みそに汗をかいて、少しずつ自分にとって使えるものになってくるのです。

 どんなに優位性のある商材も、事業としてのタイミングと寿命があります。

 それらを判断し、ローリスクを背景に決断し、実践的な「成功の原理・原則」を行動に移して身につける、今の自分の考えが,今の自分の状態を創っているのならば、打破するしかないのではないでしょうか。

 

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